行列の作り方
ジオジェブラで行列を作ろう
右の表に数値を入れます。[br]クリックして表を囲う→「リストの作成」→「行列の作成」で行列ができます。[br][br]入力で、det(A)と入力すると、Aの行列式が出ます。[br]また、行列同士の+-*ができます。[br]下の入力で計算した結果は数式ビューに出てきます。[br]
行列の作り方
行列を図で表わせるか?
いろいろ計算できますが、イメージがつかめません。[br]これをどうやったら図にできるのでしょうか。[br]行列は点や直線を別の点や直線に変換します。
行列は一次変換
A1とB2を変えてみよう。三角形をつまんで動かしてみよう。一次変換とは、相似、移動、反転・・・など。これは相似変換。
座標変換
xy座標
座標軸の変換
行列Aは、xyの軸を下のuvの軸に変える。[br](x,y)[br] ↓ 行列A[br](u,v)
uv座標
固有ベクトルを求める
ベクトルvはuに一次変換m1を施したもの。ベクトルuとvの方向は異なっているが、u(点A)を動かすと、vとuの方向が一致する所が二方向ある。それはどこか?
行列m1の固有ベクトル
方向が一致知する時、そのベクトルを行列m1の固有ベクトルという。[br]では、そのベクトルをどのように見つけたら良いか。[br][br]m1*u=λ*u=v (λはスカラー)だから[br](m1-λ)u=0 を満たすλを見つければ良い。[br]上の行列式の方程式を解くと、λが求まる。[br]この値を(m1-λ)に代入し、一次方程式を解いて(xy)を求めると固有ベクトルがわかる。[br][br]さて、この固有ベクトルと固有値の意味は何だろうか?[br]
対称行列の固有ベクトル(CASを使う方法)
CASを使うとコンピュータが固有ベクトルを計算してくれる。ちなみに、対称行列の固有ベクトルは直交する。
対角行列のイメージ
実際の計算
対角行列の作り方
実際の数値で計算をするとイメージができる。[br]計算はA*Mを先にやった方がわかりやすい。[br]M(橙の平行四辺形)と固有ベクトルの関係がよくわかる。[br][br]行列A(茶色の平行四辺形)を行列IMAM(水色の長方形)に変換するのが対角化。[br]この行列は長方形なので扱いやすく、しかもAとほとんど同じとみなせる。[br][br]Eを(4,2)に持っていってみよう。[br]