垂線とチェバ線がそれぞれ一点で交わる点

一点を通るチェバ線の足から垂線を引いたとき一点で交わる条件
重心の足は中点。そこから垂線を立てると外心になる。[br]では、ある点のチェバ線の足から垂線を立てたとき、その垂線は一点で交わるか?[br]一点で交わるとは限らない。[br]では、どういうときに一点で交わるのだろうか。[br]チェバ線が一点で交わる条件は「チェバの定理」⇒[url=https://www.geogebra.org/material/edit/id/DSBR7U7s]チェバの定理 - Worksheet (geogebra.org)[/url][br]垂線が一点で交わる条件は「垂線の定理」⇒[url=https://www.geogebra.org/m/EsCRASGq#material/tKFwk5jW]垂線が一点に会する条件 – GeoGebra[br][/url][br]この二つの定理を用いれば、表題の点を求めることができる。[br]まずDを決めてBGとCEを未知数とすると、二つの関係から2元連立方程式ができるので、[br]BGを消去すると二次方程式になりCEを求めることができる。[br]計算は大変だけど、GeoGebraなら正確に計算してくれる。[br]というわけで、下図のように求めた。[br][br]Dを決めると、垂線からHが求まる。そしてチェバ線も一点Fとなる。[br]この3点から垂足円を作図すると等角共役点Rが求まる。[br]この垂足円は同時にチェバ円でもあり、チェバ円共役点Sが求まる。[br]したがって、Fのチェバ共役点Sが存在するので、[br]「[b]一方が重心・外心関係にあれば、その等角共役点も重心・外心関係にある[/b]」ことが言える。[br][br]また、この4点は一直線上に並び、この直線は垂足円(チェバ円)の直径となる。[br]例えば、Dを中点にもっていくと、Hは外心になり、Fは重心(X2)となる。
「チェバの定理」と「垂線の定理」を使って「外心と重心の関係にある2点」を求めました。Dを動かしてください。

Information: 垂線とチェバ線がそれぞれ一点で交わる点