直線から極を作る

自由な直線(極線)の極を求める。(直線をつまんで直接動かすことができます)
双対性
直線から点を求めるというこの作図が示していることは、[br]極と極線が密接に関係していることを示しています。[br]極から極線ができ、[br]極線から極ができる。[br]特に言えることは、「接線は接点の極線」ということ。[br][br]でも、この単純なことから、複雑な現象が現れてきます。

ジェルゴンヌの定理

三角形ABCの内接楕円が辺BC,AC,AB と接する点をそれぞれ X,Y,Z とする。AX,BY,CZ の3つの線の交点がジェルゴンヌ点となる。ジェルゴンヌ点を極とする円Bについての極線を作図してみよう。

外接四角形と内接四角形

外接四角形の極線で内接四角形ができる。この二つの図はいろいろなことを指し示す。作図して試してみよう。
「対角の和が等しいこと」と「対辺の和が等しいこと」の証明
「対角の和が等しいこと」[br]∠HGJ+∠HIJ=360°ー4種の底角[br]∠GHI+∠GJI=360°ー4種の底角[br]よって同じ。[br][br]「対辺の和が等しいこと」[br]AB+CD=4種の接線[br]AD+BC=4種の接線[br]よって同じ。[br][br]見事な双対性を示している。[br]内接四角形と外接四角形を別々に示して向かい合う辺と角度の関係を示した時、[br]長さと角度の違いだけど何か関係がありそうだと感じる。[br]でも、円周角の定理などで証明した時、この二つの四角形の間の関係はわからない。[br]こうやって並べてみると、二等辺三角形が浮かび上がり、そのつながりも同時に浮かび上がってくる。[br]
この向かい合う4組の辺の4交点は、なんと一直線上にある。
このことを極線を使って証明してみよう。[br]接線と極線の性質を使えば簡単。

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