対数のしくみ
1. 比例を拡げる
2. 対数目盛
3. 計算尺
Bunryu Kamimura, 2015年9月9日
対数は自然の様子を探るためになくてはならないものです。 特に、対数目盛のグラフはよく使われます。 指数と対数は逆関数になっています。 それをイメージでつかみましょう。 64、対数グラフと指数法則 ~エクセルを使って法則を見つけよう~ 『y=χ2 も y=√χ も y=1/χ も、直線のグラフになる世界』 (2004) [url]http://hamaguri.sakura.ne.jp/logarithm.html[/url] 78、比例を拡げる・・・ずらしても比例している対数目盛の表 計算尺の原理 【計算尺アプレット】 (2006.7) [url]http://hamaguri.sakura.ne.jp/taisumemori.html[/url]
比例を自然に拡張します。 比例の表をずらすと比例ではなくなります。 ところがずらしても比例の関係が保たれる表があります。 それはどんな表でしょうか?
指数の表がずらしても比例していることを利用すると、 その表を目盛にすることで、 指数と対数の関係が浮かび上がってきます。 そして、この目盛でグラフを描くと、 べき乗関数が全て直線になります。
対数目盛でグラフを描くと、べき乗関数は全て直線になります。 y=ax も y=ax^n も y=a/x も y=√x も全て直線になります。 これらの関数は、全て、y=ax^r で表わされるべき乗関数です。 nをいろいろ変えて、どんな直線になるのか調べてみましょう。
対数目盛を使うと計算尺ができます。 これは対数の加法性を用いています。 目盛をいろいろずらしながら試してみましょう。