[b][size=100][size=150][b][size=100][size=150][color=#999999]このページは電子ブック「[i][url=https://www.geogebra.org/m/vffm84sw]探求 数学[/url]Ⅰ」の一部です[/i]。[/color][br][/size][/size][/b][br]<不等式の性質>[/size][/size][/b][br]不等式は同じものを、両辺に対してたしても引いても大小関係は不変。[br]だから、[color=#0000ff]等式のように移行しても不等号の向きは変わらない[/color]。[br][math]a>b\Longrightarrow a+P>b+P[/math][br][math]a\le b\Longrightarrow a-Q\le b-Q[/math][br](例)[math]-5x+4<3x-2\Longrightarrow-5x-3x<-2-4[/math][br]不等式は同じ正数で、両辺に対してかけてもわっても大小関係は不変。[br](例)[math]3x<18\Longrightarrow x<6[/math][br]不等式は[color=#0000ff][u]同じ負数で、両辺に対して右辺かけてもわっても、大小関係は反転[/u][/color]する。[br](例)[math]-3x<-18\Longrightarrow x>6[/math][br][size=150][b]<不等式の解法>[/b][br][/size]1次方程式のように、移項によって、1次の項と定数項を別の辺にまとめる。[br]1次方程式1のように1次の項の係数で定数項をわる。[br]割る数が負数のときは符号の向きを反転させる。[br](例)[br][math]-2x-6>x+9\Longrightarrow-3x>-15\Longrightarrow x<5[/math][br][br][b][size=100][size=150][color=#999999][br][/color][/size][/size][/b]
[size=150][b]<連立不等式>[br][/b][/size]不等式をバラバラに解く。そのあとで、解の範囲の共通部分を不等式で表す。[br]=があるときは以上以下になる。数直線では境目の数の位置に●をつける。[br]=がないときは、大なりか小なりとなる。数直線では数の位置に◯をつける。[br]2つの不等号が同じときは、共通部分も同じ向きになる。[br]2つの不等号の向きが反対のときは、共通部分があれば◯や●の間にはさまれる範囲になる。[br](例)[br] [math]-2\le x[/math]と[math]2\le x[/math]ならば、[math]2\le x[/math][br](例)[br] [math]x<-2[/math]と[math]2\le x[/math]ならば、なし[br](例)[br] [math]xが-2以上[/math]と[math]xが2未満ならば、xは-2以上2未満[/math][br][br]
[b][size=150]<絶対値記号>[/size][/b][br]・絶対値xをはずすには、xが非負ならx,xが負ならーx(ーxが正の数を表す)[br]見かけにまどわされない。[br][color=#0000ff](例)「[/color]|ーx|=5の解」[br] -xが正のときは-x=5からx=−5。-xが負なら-(-x)=5。x=5[br] (別解)ーx=±5となる。x=±5。[br][br]・絶対値記号をはずすときのxと0の比較式が絶対値記号をはずしたあとの等式・不等式の解を限定する条件になる。[br]・絶対値記号のある方程式・不等式のグラフは絶対値記号の中の式の値が負になる部分をx軸に[br]線対称移動して折り返した図形になる。直線ならば折れ線になる。[br][color=#0000ff](例)「[/color][color=#444444]|x+2|+[/color]|x-1|=5の解」[br] x+2=A,x-1=Bとおくと、A非負はx−2以上と同値、B非負はx1以上と同値。[br] ABともに非負ならx1以上のときで、x+2+x−1=5 2x=4。x=2は1以上でOK.[br] ABともに負ならx−2未満でx+2+x−1=−5 2x=−6。x=−3は−2未満でOK.[br] A非負B負ならx−2以上1未満でx+2+1−x=5は不可。[br] A負B非負ならーx−2+x−1=5も不可。まとめ、x=2か−3。[br] (別解)グラフの交点で解く。[br] y=x+2とy=1-xの交点は(-0.5, 1.5)だから、グラフの和は1.5+1.5=3[br] y= |x+2|のグラフとy=|x-1|のグラフは区間x=[-2,1]の間で、0+|-2-1=3から|1+2|+0=3と一定。[br] それ以外の区間はy=x+2+x-1=2x-3か、y=-x-2+1-x=-2x-1。y=5との交点は[br] 2x-3=5からx=4か、-2x-1=5からx=-3。[br]・絶対値記号の中の式を0との比較で場合わけしたときの場合は排反なので、場合ごとの解は合併する。[br]共通部分を求めても仕方ない。