多肢選択問題は、答えが複雑で入力ボックスが使えない場合に使うことができます。次のアプレットは1次関数の符号を扱います。選択肢を表にして表示したり、チェックボックスのように点数でランダムに出題することができます。このアプレットがどのように動作するかを見て、作成手順に従って自分で試してみてください。

関数の符号を示す表は、[b]TableText[][/b]コマンドで作成します。 詳しくは[url=https://wiki.geogebra.org/en/TableText_Command]マニュアル[/url]（英語）[br]ここでは、入力バーにコマンドTableText[]を入力して、2つのテーブルを作成する方法を説明します。[br][list][*]表の2行はそれぞれコンマで区切られた要素を持つリストとして書かれています。[/*][*]後ろの部分はレイアウトので c はすべてのセルを中央揃えに指定しています。[/*][*]| は表のどの縦線が表示され（1）、どの縦線が表示されない（0）かを指定しています。[/*][*]_は表のどの横線が表示され（1）、どの横線が表示されない（0）かを指定しています。[br][/*][/list]

[table][tr][td]1 [/td][td][/td][td]入力バーで「[b]lista = Shuffle[{-3, -2, -1, 1, 2, 3}][/b]」と入力して、lista を作成します。[/td][/tr][tr][td]2-3[/td][td][/td][td]入力バーで「[b]a =lista(1)[/b]」「[b]b = RandomBetween[-4, 4][/b]」と入力して数値aと数値bを作成します。[br][/td][/tr][tr][td]4[/td][td][/td][td]入力バーで「[b]f(x) = Polynomial[a x + b][/b]」と入力し、関数fを作成します。[/td][/tr][tr][td]5[/td][td][/td][td]入力バーで「[b]sol = If[a > 0, 1, 2][/b]」と入力し、solを条件付きで定義します。[br] a > 0 なら sol = 1, そうでないなら sol = 2。[/td][/tr][tr][td]6-7[/td][td][icon]/images/ggb/toolbar/mode_point.png[/icon][/td][td]点のツールを選択し、グラフィック内で2回クリックして、点A、点Bを作成します。[/td][/tr][tr][td]8[/td][td][/td][td]入力バーで「[b]ans = 0[/b]」と入力して、数値ansを作成します。[/td][/tr][tr][td]9[/td][td][icon]/images/ggb/toolbar/mode_buttonaction.png[/icon][/td][td]ボタンツールで見出し「next exercise」，スクリプト記述：[br][b]UpdateConstruction[][/b] （ランダムな数を再計算させる）[br][b]SetValue[ans,0][/b] （ansの数値を 0 にリセットする）[br][b]SetPointStyle[A, 2][/b] （点AとBのチェックを外す）[br][b]SetPointStyle[B, 2][/b][br][b]SetColor[A, "blue"] [/b] （点AとBの色を青にする）[br][b]SetColor[B, "blue"][/b][/td][/tr][tr][td]10[/td][td][icon]/images/ggb/toolbar/mode_text.png[/icon][/td][td]テキストツールを選択し、「the graph of f(x)=[color=#0000ff]f[/color]」sを入力します。[color=#0000ff]f[/color] のみ動的テキストでオブジェクトのリストから選びます。[/td][/tr][tr][td]11-12[/td][td][/td][td]先に説明したような、2つの符号を示す表を作成します。[/td][/tr][/table]